1.家計簿を続けるコツは?

昨日、こちらのブログをメルマガで紹介したところ、メルマガ読者さんから、こんな質問をいただきました。
三栗さま
いつもメールありがとうございます。今回、初めて返信します。今日は仕事が休みで外も寒くて(関東でも雪!北国の人からみたらこれぐらいで…という量ですが)、メールのタイトルにはすごく気になって、後でブログも見てみようと思います。家計簿をつけたいといつも思っていて、つけても長く続かなくて、レシートだけ財布にたまっていることの繰り返しになっています。家計簿を続けてらっしゃる方々はどういうコツがあるんでしょうね。もっといきいきと日々を楽しみたいのに、どうしても生活のため、子供の学業のため、と、考えてお金の不安が拭えず、仕事を続けています。
やはり、仕方なく仕事を続けている、という方はいらっしゃるのですね。
2.退職の公式

昨日紹介した、仕事を辞めた後の自由な日数を計算する方法、これを、「退職の公式」と呼ぶことにしましょう。
退職の公式は、こちらです。
(貯金)÷(1日の生活費)=(自由な日数)
3.「通帳法」で家計簿つけずに生活費を把握

家計簿のコツは、色々とあると思いますが、今回は、そもそも家計簿をつけなくても、退職の公式であっという間に自由な日数を把握する方法、をお伝えいたします。
「通帳法」とでも名付けてみましょう。
やり方は、メインで使っている通帳の、ある2行を見るだけです。
例で説明します。
4.通帳法の例

毎月20日に、30万円の給料が振り込まれる人の例です。
次の2行を見ます。
①今月の給料日の残高
②先月の給料日の残高
① 1月20日残高:100万円
② 2月20日残高:103万円
このような場合の計算例です。
給料が30万円で、通帳残高が先月より3万円増えたということは、1ヶ月の生活費は27万円。
1ヶ月を30日とすると、1日あたりの生活費は、27万円を30日で割って、0.9万円(9,000円)。
これを元に、退職の公式を計算すると、
(貯金)÷(1日の生活費)=(自由な日数)
103万円 ÷ 0.9万円 = 約114日
仕事を辞めた後の自由な日数は、114日、と分かりました。
114日の間に、次の仕事や収入の当てが見つかればOKということになります。
5.目的は自由な日数を計算すること

退職の公式で自由な日数が分かれば、「仕事を辞める」ということを、具体的に考えていくことが可能になります。
もちろん、細かく家計簿をつけられればいいのでしょうが、家計簿の目的を、「自由な日数を把握する」ということだけに絞れば、家計簿すらつけずに、自由な日数を計算できます。
さて、これを計算できれば、退職に向けて、大まかに、次の2つの作戦が立てられるでしょう。
・生活費を減らす
・貯金を増やす
もちろん、そのためにやることはたくさんありますが、毎月給料日に、この自由な日数を計算したら、楽しいのではないでしょうか。
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