会社も自給しました「パーマカルチャー研究所」が株式会社に

1.株式会社パーマカルチャー研究所

これまで、個人事業主として、「パーマカルチャー研究所」という屋号で、2015年から約8年間、活動をしてきました。
おかげさまで、多くの人に支えられまして、パーマカルチャー研究所を続けてこられました。

元々ぼくは、大学時代に電力・エネルギーを学び、地球温暖化や、エネルギー問題という世界的な問題が起こっていることを知りました。

将来は、こういった問題の解決に結びつくような仕事をしたいと思い、発電時に二酸化炭素を排出しない、地球温暖化の切り札である原子力発電を推進していた東京電力に就職しました。

直接、原発に関わっていたわけではありませんが、東京電力で働いていることは、エネルギー問題解決につながっていると思って、誇りをもって働いていました。

2011年3月までは。

エネルギー問題解決の切り札と思い込んでいた原発は、さらなる大きな問題を引き起こしてしまいました。

地球温暖化、エネルギー問題は解決不可能なのか。。。

そんな時に、再び希望の光を得たのは、たまたま訪れた、タイのパーマカルチャー・ファームでした。

そこでは、わずかな太陽光発電だけで、20人ほどの人が、とても幸せそうに暮らしていました。
電気だけでなく、家や水道、食べ物なども手作りしながら、豊かに暮らす。

これまで、豊かな暮らしには、大量の電気やエネルギーが必要で、その電気をどう作るのか、という意識だったのが、少ないエネルギーとともに、暮らしを手作りしながら豊かに暮らす、そんな方法があることを知り、人生最大の衝撃を受けました。

案内してくれた日本人が教えてくれました。

「この村では、村長のサンドットさんが、パーマカルチャーを教えているんだよ」

初めて知った「パーマカルチャー」という言葉、エネルギー問題を解決するのは、「パーマカルチャー」だ!
エネルギー問題は、エネルギーの問題ではなく、ライフスタイルの問題なんだ!

たったの2時間のこの村への訪問は、完全にぼくの人生を変えました。

帰国後は、函館高専に就職しましたが、この時同時に、二人目の子どもが産まれ、激務の仕事と二人の育児の両立ができずに、妻もボクも心身共に完全に疲弊したため、函館高専を2年で退職し、個人事業主としてのパーマカルチャー研究所をスタートさせました。

そんな経験から、パーマカルチャー研究所では、次の二つのことを目指しました。

①世界的エネルギー問題の解決に結びつくこと
②現代社会の忙しすぎる毎日を穏やかにすること

そのために、自分の暮らしを自給自足的なものにシフトしながら、同時にそんなライフスタイルの実現方法を伝えていく。

そんなことを、8年間やってきました。

おかげさまで、パーマカルチャー研究所で学んでくださった方々が、各地でご自身のパーマカルチャーの拠点を作られています。

少しずつ活動の幅を一緒に広げてくださる仲間の方々も増えてきました。

パーマカルチャー・オンラインスクール、スクール生さんのいる石川県で温泉合宿&ピザパーティ

この活動をもっと広めるためにも、各地で活躍している仲間のためにも、「パーマカルチャー研究所」の社会的信用も高めていきたい。

そんな思いもありまして、このたび、

「株式会社パーマカルチャー研究所」

を作りました。

ブログ読者の皆さまにとって、今すぐ何かが変わるわけではありませんが、ぼくとしましては、決意を新たに、今後ともさらに、みなさんのお役に立てるような情報発信をしていきたいと思っております。

2.法人化した理由

「どうしてわざわざ、法人化?」

という疑問があると思います。

理由は色々ありますが、一番最初に「法人化」に魅力を感じた時のことをお伝えしますね。

それは、「法人は死なない!」ということでした。

ぼくは「エネルギー問題の解決」を目指しています。
そしてその答え、解決方法は、パーマカルチャー・自給自足だと思っています。

だから自らがそんな暮らしをしながら、少しずつ近くの人に伝えていくことで、こういう暮らしをする人が増えていけば、エネルギー問題は解決できると思っています。

でも、これにはすごく時間がかかります。

薪を作るために森で木を切っていたら、木の下敷きになったり、気づかずにクマに襲われるかもと、最近は死を意識する機会が増えてきています。
だからこそ、やりたいことは今やろう、明日死んでも後悔しない生き方をしよう、というふうに考えるようになってきました。

なんですが、自分が死んでしまったら、「エネルギー問題解決」に対する意志、意図は、途切れてしまうなぁ。
だからこそ、本を出版したりして、なるべくこういった思いを残していきたいなぁ、そんな風に考えていました。

そんな中知った、「法人は死なない」という考え。

もちろん、経営不振でつぶれる可能性もありますが、法人とは、個人とは別の人格、法的人格です。

つまり、ぼくという個人が死んだとしても、株式会社パーマカルチャー研究所という法人は生き続けて、「エネルギー問題解決を目指す」という法人としての意志は残り続けます。

社員がいれば(まだ社員を雇ってはいませんが)、社員がその意志を継いでくれるかも知れません。

ここに大きな魅力を感じて、法人化の方向に舵を切りました。

3.Podcastでも想いをお話ししました

Podcastの収録現場。進行役の壹岐(いき)さんと

パーマカルチャー研究所では、スマホで聞けるラジオ番組Podcastもやっています。

番組名は、『自給自足でセミリタラジオ』。

5月22日(月)に、配信予定ですので、お楽しみに〜。
(配信されたら、こちらでお知らせいたします)

Podcast番組『自給自足でセミリタラジオ』始めます

2022年8月22日

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