12日目~バイクで事故!?
今日は村長不在の試練の5日間の2日目。
朝起きて朝食作り。
今日は一番乗りでキッチンの火起こし。
やっぱり早起きは気持ちがいい。
明日からも一番乗りを目指そう。
明日は、家族で往復4時間かかる町まで、買い物に行く。
時間がかかりまくるので、綿密な計画が必要。
ということで、今日は朝から、不在の村長さんのバイクを借りて、
息子を後ろに乗せて、2人で町の下見に行きます。
レッツゴー!
ブロロロロロー、ズザーーーーー。
はい、山道の上り坂が急すぎて登りきれず、
バイクが停まって転倒してしまいました。
おれ、手首捻挫。
ついに恐れていた負傷です。
息子はケガなし。
おれの捻挫も、まあほっとけば治るレベル。
危ない危ない。
息子と2人で行くのは危ないのでやめました。
一度サハイナンに戻ってみると、建築を手伝ってくれとのことで、
午前は町の下見はあきらめて、家の建築をやることに。
昨日の夜から来たアメリカ人カップルがいきなりの大活躍で、
屋根がまた一歩完成に近づいた。
午後、町に下見に行きたいという話をしたら、昨日から来たカンボジアの男性が、
バイクの運転は自信あるから、二人乗りで連れていってくれるとのこと。
町までの道は舗装されていなくて泥だらけの道でオフロードバイク大会のような場所、
そして前ブレーキの壊れたバイク。
はっきり言って怖くて運転したくないと思っていたのでラッキー。
町へ行ってガソリンを入れたあと、セブンイレブンを下見。
なんて品揃えがいいんだ!
店内も涼しくてほっとする!
すごいな、セブンイレブン。
買い物が本当にしやすいことを改めて実感。
これからタイにもすごい勢いで増え続けるんだろうな。
いいんだけど、近代化しすぎることが、やっぱりちょっと引っかかる。
そんなことを考えていたら、カンボジア人の彼が、おれの行きたい
WiFiカフェを探すため、レジにいた男性のお客さんに道を尋ねていた。
その男性は、案内するからついて来なと、自分の車で先導してくれた。
彼の車の中には子供がたくさん。
きっと、学校のスクールバスがわりの車と思われる。
子どもたちを送迎しなきゃいけないはずなのに、道案内をしてくれるとは。
だけどその男性も、Wi-Fiカフェのありかをあまり知らなくて、
結局3箇所もカフェを回ってくれて、ようやくWi-Fiの使えるカフェを見つけてくれた。
何なんだ、この親切な男性は。
すごい!
ありがたすぎる!
信じられない!
日本ではありえない!
自分もスクールバスがわりの車の運転で忙しいはずなのに。
そして、車に乗っている子供たちはその男性を見て、
人に親切にすることを当たり前の行為として自然に身につけ、
そのやさしさが伝統的に引き継がれていくのだろう。
先週サタデーマーケットに行った時も、多くの人がバイクを停めて、
乗って行きなよと言ってくれた。
微笑みの国、タイ、バンザイ。
ありがとう。
こういうことが、一度や二度ではなくて、誰に道を尋ねてもこんな感じ。
ありがたすぎます。
無事到着し、カフェでWiFi。
久しぶりのこんな飲み物、体に染み渡る。
そして久しぶりのネット環境も体に染み渡る感じ。
ブログの更新やメールチェックを超急いでやって次の店へ。
軍手を発見。
日本から持ってきた軍手が早くも擦り切れてきたので、明日ここで買おうかな。
綺麗なトイレも発見。
こういうトイレを見つけると、町での安心感が増しますね。
続いて市場へ。
ちょっとした買い物を。
次にATMでクレジットカードでのキャッシングにトライ。
でもよくわからないエラー。
断念。
最後にハガキを買いに郵便局へ。
ここでも親切な対応。
ありがたい。
というわけで雨が降りそうで焦りながら行った町の下見&買い物は、
カンボジア人のセーフティドライブとタイ人のやさしさにより、無事目的を果たせたのでした。
サハイナンに帰って16時から、建築の打ち合わせ。
村長がいなくてみんなでがんばらなきゃいけないのに、
いまいちまとまっていないからしっかりやろうなんて話もあった。
全く問題ないレベルだけど、ここでちゃんと調整しておかないと、
村長さんが心配した通り、喧嘩になっちゃうかも。
ということで、コミュニケーションの重要性を再確認。
自分も今日、畑の水やりを忘れてしまったので反省だな。
その後の建築の打合せでは、今後どういう作業があるかを1時間ほどかけて確認。
がんばって話に入ろうとするが、グループディスカッションについていけずにプチへこみ。
ずーん。
話がわからないから図面を描いてねとお願いしてみたら、オッケーの返事。
これでなんとかなるかな。
そして話は明日の作業のことに。
うっ。
このまま黙っていると、明日作業をすることになってしまう。
明日は家族で1日町に出ようと話していたのにっ。
みんなの速すぎる英語のスピードについていけずに戸惑う中、
勇気を持って、「明日は家族と朝から町に出たいんだ」と話してみた。
「明後日は手伝えるけど明日はごめんね」というと、みんな普通に納得してくれた。
お、やった、自分の意見をグループの中でちゃんと主張できた。
ちょっと成長できた気がする。
ここまで毎日ガッツリ英語漬けの生活は初めてでした。
戸惑いながら、英語環境に慣れるのに必死な毎日でした。
朝のケガ、そしてここにきて初めての、英語での真面目な話し合い。
小さいことかもしれないけれど、自分にとっては大きな試練。
でもまあ、なんとか乗り切ったのかな。
あ、でもほっとしたこともありました。
一昨日息子の足に刺さっていたとげが抜けました!
すっきり!
くすぶっていた不安が解消されました!
明日は久しぶりの家族時間、楽しみー。
13日目~やさしすぎるタイの人たち
村長不在の試練の5日間、その3日目、と言いつつ今日は家族デー。
朝食食べたら、サハイナンメンバーとは離れて、うちら家族だけで町へ出かける日。
共同生活からちょっと離れて家族でほっとできる一日です。
まずは朝食準備から。
5時半に起床して、暗いうちからまずは薪で火おこし。
今日もキッチン一番乗り。
時間はかかったけれどもとりあえず一発で火起こし完了。
だいぶうまくなってきたかな。
さてそろそろドイツ人のお母さんが起きてくるかな。
そしたら彼女の指示に従って色々動けば大丈夫。
と思いつつ、一向に彼女はこない。
今日は体調が悪いのかな。
ということで、今日は自分で朝食をなんとかするしかない。
キッチンには、昨日の夜に作っておいたと思われる鍋がある。
中身はかぼちゃのぞうすいのようなもの。
味見してみると美味しいのだが、ほのかに酸っぱい。
悪くなっているのか、こういう味付けなのかわからない。
悪くなっているならこれはまるまる出せないから、新しい品を考えなきゃ。
うー、誰かに相談したいー、でも誰もいないー。
1人で10人以上の食事を用意する大変さを実感。
結局その雑炊を出せなくてもいいように、とりあえずご飯を炊いてみた。
その他にも、あー、ガーデンに水あげなきゃー、
サラダ作るために畑からサラダ持ってこなきゃー、
薪が足りないから山から拾ってこなきゃー、
でも炊いてるお米の火加減も見なきゃいけないからキッチンを離れられないー。
と1人パニック気味。
1人で準備する大変さを実感。
ドイツ人の彼女はいつもこれを1人でやっているのかー、母強し。
結局30分遅れで朝食準備完了。
と思ったら今度は息子が寒い、気持ち悪いと言いだした。
あー、今日の町へのお出かけは中止かー。
だけど朝食を食べずにトイレに行っておやつを食べたら元気復活。
おー、すごい回復力だ。
というわけで徒歩での往復4時間の町へのお出かけ、9時にしゅっぱーつ。
90分ほど歩いたところで、車を停めてうちらに話しかけてくれるタイ人が。
「どこに行くんだい?乗ってけよ」と。
またまたありがたやー。
車はえー、エアコンすずしー。
一気に町の中心部のセブンイレブンへのワープ完了。
おじさん、ありがとう。
相変わらずの品揃えのセブンイレブンだな。
買い物しやすっ。
しやすすぎて店員とのコミュニケーションはほとんど必要ない。
続いてその辺をぶらぶらすると、露店で大好きなココナッツ発見!
その場で即買い即飲み即食べ。
おばちゃんに値段を聞いて、割ってもらってストローさしてもらって。
ココナッツジュースうまっ。
飲み終わると今度は中を割ってもらって果肉食い。
果肉もうますぎっ。
その後レストランに入る。
タイらしく、席に座っても誰も出てこないw
待つこと数分、店員さんが来てくれたので、
近くの人が食べているおいしそうなものと同じものを注文。
なんていうタイ料理だろ。
ご飯の上に目玉焼き、その周りに野菜炒めとお肉のあんかけ。
超おいしい。
昼食後、ネットをやるためにWi-Fiカフェを探してまた町をうろうろ。
すると、今度はその辺のレストランのお母さんに声をかけていただき、
「いいよいいよ、暑いから乗りな、送ってってあげる、
車出してくるからちょっとここで待ってて」と。
本日2度目のヒッチハイク(?)。
大きな車にはなんと、お母さんのほかに、お父さんとかわいい娘さんが2人乗っていた。
カフェに着くとその家族も一緒にカフェへ。
自分の娘たちにもアイスを買ってあげていた。
うちも結局子供達にアイスを買い、一緒に写真を。
カフェでしばらく長居をしていると、今度はカフェのお姉さんがバナナを持ってきてくれたり、
色々と話しかけてくれたり。
極めつきは、最後の会計。
バナナはただでいいよ、子供のアイスもただでいいよ、大人のコーヒーの分だけいただくわと。
タイの人たちはなんて親切なんでしょう。
またまたありがとうございます。
この時以来仲良くしてもらって、毎週ここに入り浸ってました。
お次は先週も来た、サタデーマーケット。
色々なお店が出ているから買い物がたのしー。
今日の夕飯や果物、鍋や布などを購入。
買ったものを地べたに広げてみんなで手づかみ食い。
うちも少しずつワイルドになってきたかな?
さてさて帰る時間。
2時間の道のり。
90分ほど歩いたところで、バイクに乗ったおばちゃんがまたまた声をかけてくれた。
「乗せてあげる、4人いっぺんには乗せられないけど、二往復すればいいから」と。
どんだけ親切なんだろう、この国の方々は。
うちらのために、子連れなのにバイクでサハイナンまで2往復してくれた。
何度もお礼を言いました。
というわけで、大変なはずの町への繰り出しは、
信じられないくらいの親切なタイの方々の助けにより、
楽しく、無事に終了することができたのでした。
共同生活から少しだけ離れての家族時間、久しぶりの我が家ペースのほっとしたいい1日でした。
明日からはまた、建築をがんばるぞ!
(この記事は、2015年11月21日、28日のブログを再編集したものです。)
この頃から約3年が経って、遊暮働学のライフスタイルについて、
考えがかなりまとまってきました。
その考え方を、メルマガ講座でお伝えしています。
興味のある方は、下のフォームから無料メルマガの購読をご登録ください。
コメントを残す