タイ暮らし2015 サンドットさん不在で生きていけるのか!?

サハイナン

10日目~キャンプファイヤー!

今日はわりとゆったりめの1日。
とは言っても、やっぱりスローライフは忙しいの言葉通り、
あっという間に時間は過ぎていく。
でも、自分の理想とする生活、
遊びと暮らしと仕事と学びの境界があいまいな生活を、今日は実感できた。

下線は、遊暮働学のことです。
この頃はまだ、遊暮働学という言葉でなくて、こんな表現をしていました。

まずは起床、6時20分、今日も寝坊からのスタート。
だめだ、毎日体を動かしてくたくたになるので、目覚ましをかけないと寝坊してしまう。
明日からは目覚ましかけよう。

7時頃、朝食開始。
ここでの食事は、基本的にみんなで揃って食べる。
食事当番というのは決まってはいないのだが、
作るのが好きな人がやるので、大体いつも決まったメンバーで作る。
朝食後は、自分の家の洗濯や、子供達の身支度を整えて、9時半頃出勤(?)。

今日も家の建築。
地上3メートルぐらいの場所でわらの屋根材を竹のひもで、屋根の骨組みに縛り付ける作業。
今日で屋根は9割完成。
わずか一週間足らずでここまでできてしまうとは。
すごすぎる。

お昼は、いつもメインで動いてくれている、子連れのドイツ人母さんが調子を崩して
作れないため、自分も含めてみんなで必死に昼食を作った感じ。
なんとか1時間弱ほど遅れて1時近くに昼食開始。
今回は火起こしをやったけど、ようやく一発で着火成功。
やっぱりいかに乾いた木を見極めるかが重要だ。
「エネルギー問題解決だ、薪は素晴らしいエネルギー源だ」
などと言っておきながら、実際には火も起こせないのではかっこ悪すぎる。
これからも練習します。

町へ行っていた村長さんが、おれ用のナタを買ってきてくれた。
ここではナタがないと生活がしにくい。
薪を作るのにも建築をするのにも必須。
やったぜ、これで自分ももう少しいろいろなことができるようになるかな。
村長さんのようにかっこいいナタ使いになりたい。

午後は子どもたちにシャワーを浴びさせて、本日2度目の洗濯を。
午後は町に出て行く人が多かったので、少しゆっくりできた。
夕食準備までは、息子と火遊び。
ほとんど息子に任せていたのに見事に着火成功。
すげー。

ところで、なんと村長さんが明日からフィリピン出張へ行き、23日まで帰ってこない。
その村長さんが出張中に、サハイナンを旅立つ人がいるので、
夕飯はお別れパーティの意味合いでキャンプファイアーをやることに。
焚き火を囲んで竹串にパンや野菜を刺してバーベキューをするという。
その竹串は、買うのではなく、竹で作る。
おれがその竹串作りを任命された。
80センチほどの長さの串を10数本作る。
ちゃんと先を尖らせて、なおかつ、
けがをしないように全体削らなければいけないのでけっこう大変。

それをやりつつ食料となる作物を畑に摘みに行ったり薪を調達に行ったり、薪を切ったり。
というわけであっという間の数時間後、いよいよキャンプファイアー。

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真っ暗な中、焚き火を囲んで串を焼きつつ話をする。
村長さんがギターを弾く。
うーん、いい時間だ。
ここにきて本当に嫌なレベルで困ることは、蚊が多いこと。
シャワーが水しか出ないこともそれほど苦にはならないし、
このゆっくりとしたぜいたくな時間がありがたい。
日本の暮らしとこっちの暮らし、一長一短あるし、ここが全ていいとも言わないけれど、
やっぱりここの暮らしはすばらしいな。

そしてここにいると、日本の超便利で快適な生活にも深く感謝できる。
両方の生活を知った上で、いいとこ取りしたような生活ができることが自分の理想。
この暮らしのノウハウをたくさん学んで日本に持ち帰ります。

サハイナンに到着して約1週間で、下線のようなことを感じていました。
そして3年経った今でも変わらず、そのように感じています。

さあ明日からは、いよいよ村長さん不在の5日間。
大丈夫か、おれたちっ。

11日目~村長不在の5日間1日目

今日から試練の5日間。
このサハイナンを知り尽くしている村長さんが朝食後に出張に行ってしまう日。
朝食を食べると村長さんは笑顔で、

“Don’t fight! (仲良くやれよ!ってニュアンスで)”

と言って旅立った。
昨日も、村長がいなくて不安だよと彼に伝えると、
「ここで過ごすいい練習になるよ、実は隠れて見てるかもよ」
なんて冗談を言って、気楽な感じで自分の不在を楽しんでいるように見える。
まあ、なんとかなるのかな。
でも朝食を食べながら、他の人が水道の水圧が弱いとか言ってたな。
ちょっと不安。

朝食を済ませて、トイレを使用、水を流すために蛇口をひねると、
いつもは聞こえない、「ゴボッ」という音が。
なんだ、水道管に空気が入ったのか?
つまりそれは、村長が旅立って早々、水がなくなってしまったということか?

ここの水道システムは、全て村長さんの手作りで、
2キロほど先にある山の湧き水をサハイナンのタンクに持ってきて、
そこからキッチンや各家、トイレ、シャワーに使っている。
とりあえずその水のタンクを確認に。
するとちゃんと山からの水が流れてきている音がする。
水の量を計ってみると、概算で約1,000リットルある。
現在10人が滞在しているから、ぎりぎりなんとかなりそうだ。
ということで、音の原因はよくわからないけど、ひとまずは水切れの心配はなさそうだ。
ほっ。

というわけで午前中の今日の仕事は薪が足りなくなってきたので薪拾い。
こんな感じの道を通って薪拾いに。

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薪は、半年ほど前に村長さんが伐採したものを拾ってくる。
しっかりと木が乾いていれば、簡単に火がつくのだが、
間違えて伐採したての木を持ってくると全く火がつかず、
食事づくりをしている時に悪戦苦闘することになる。
落ちている木にはサソリがついていることがあるそう。
拾う前に木をばんばん叩いてサソリを落としてから拾う。
実際、自分がサハイナンに来た日には、村長さんが手の指をサソリに刺されていた。
村長さんは刺されて痙攣する指を、みんなに楽しそうに見せていたけど、大丈夫なのかな。

拾ってきた木を、先日ゲットしたなたで使いやすいサイズにカットする。

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午後はマンビーンという豆とロングビーンといういんげんのようなものを収穫。
その後、畑の耕しと種まき。
昔の人のように、クワで畑を耕す。
多分へっぴりごしでかなりカッコ悪い農作業姿。
耕したところに籾殻くんたん(籾殻を焼いて炭にしたもの)と
EM菌というものを肥料がわりに土にすきこむ。
EM菌とは、パパイヤやマンゴーの皮を発酵させたもの。
イモムシみたいなのがその中でうごめいているのはちょっと気持ち悪いけど、
プクプクと泡が浮いてきて発酵している様子が目に見てわかる。

甘いいい匂いがして、いかにもいい肥料になりそうな雰囲気。
蒔く種は、10種類以上のタネを土とミックスして上からばらまく。
単一作物だと管理がしやすいが、一つの病気で全滅したりするデメリットもある。
複数で育てると、様々な生物とともにバランスよく育っていくとのこと。
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さらっと書いているけど、これ、お互いが補い合うパーマカルチャー的な農法だと思う。
例えばトウキビ、マメ、カボチャをミックスすると、
トウキビがマメの支柱になって、カボチャの葉っぱが土を覆って
土表面の水分を直射日光による蒸発から守る働きがあるとのこと。

そしてドイツ人のお母さんによる水撒き。
こんなおふざけもしながら。
あ、裸になっているのは水撒きしてるお母さんの、5歳の息子さんね。

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そして夕飯の準備を手伝って、夕食を食べて1日が終了。
けんかせずw、無事平和に1日が終わりました。
あ、新しいゲストでカンボジアの男性が来ました。
さらには今日の夜これから、2人のアメリカ人が来るとのこと。
真っ暗闇だけど大丈夫だろうか。
無事を祈りつつ、我が家は子供が小さいので、先に寝かせていただきます。

試練の初日は穏やかに終わりました。
こんな感じであと4日、平和に過ごせるといいけど。
どうなるか、乞うご期待。

2015年11月20日20日その2を再編集したものです。)

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