2015年11月
パーマカルチャー研究所を立ち上げて4ヶ月が経過した時のこと。
タイのパーマカルチャー・ファーム「サハイナン」への長期滞在という、自主的「海外研修」。
そこへ向かう道中5日目のこと。
タクシーに乗って約90キロ。
タクシーが停まったところでしばらく待っていると、こちらに若い女性が歩いてきて、元気に声をかけた。
「こんにちはー!」
え!?
日本語!?
言葉の通じない海外に行って、日本語を話せる人に会ったときの安心感。
これまでの緊張が、一気にほぐれる。
彼女の名前はSさん、大学4年生。
数日前からサハイナンに滞在していたところ、ファームのオーナーであるサンドットさんに、「日本人が来るから一緒に迎えに行こう」と言われたのだと言う。
遅れてサンドットさんがご機嫌でやってくる。
「Yeah~, hello, ha, ha, ha, ha~」
ついに会えた!
(この時からさらに約3年前、こことは別の場所にあったあなたのファームを訪れて、ぼくの人生は変わったのですよ!)
「ファームはさらにこの山道の奥だから、オレのバイクについてきてね」
そんなニュアンスの会話をタクシー運転手さんのお姉さんにした。
サンドットさんがSさんをバイクに乗せて、山奥に向かう。
タクシーは後ろからついていく。
しばらく走ると舗装面がなくなり、走りにくくて走ると砂ぼこりの舞う土の道に。
運転手のお姉さんが明らかにイヤそうな顔をしている。
数分走ったところでサハイナンに到着。
ついに来れた!
なんだかんだありながら、結局、予定通りに着いた!

異国の地、タイの山奥のジャングル。
ここにタイ人のサンドットさんと、そこに滞在中の若い西洋人が数人。
そして日本人のSさんと、4人家族のうちら。

木と竹と草で作った、おとぎ話のような簡素な家に住まわせてもらいながら、約2ヶ月半の、冒険のような暮らしが始まるのだった…(つづく)
以上、パーマカルチャー研究所を立ち上げて、初めてタイのパーマカルチャー・ファームでの長期滞在に来た時の話でした。
この時から、暮らし自体が、遊びで、学びで仕事である、だから究極、ただ暮らしていれば暮らしが回る、そんな「遊暮働学(ゆうぼどうがく)」のライフスタイルを実践しています。この暮らしの実現方法についての詳細を、無料のメルマガ講座でお伝えしていますので、興味のある方は、下のフォームからご登録ください。メールアドレスだけでも、登録できますよ。