1.仕事を辞めると言ったとき
ぼくは人生で、2回仕事を辞めています。
1回は、9年勤めた東京電力、もう1回は、2年勤めた函館高専です。
いずれもぼくが辞めますと同僚に伝えたとき、複数の人たちがこんなことを言っていました。
「いいなぁ。オレも辞めたいんだけどねぇ。よく決断したねぇ。」
話をよく聞くと、辞めたいけれど続けている理由は、一言で言うと、やっぱりお金の不安です。
2.仕事を辞めたい、でもお金が不安

仕事を辞めれば、当然収入がなくなり、生活費の不安が出てきます。
だから、今の仕事を辞めたい気持ちはあるけど、生活できなくなるのは困るから辞めない。
これはすごく当たり前のことで、自然な考え方でしょう。
でも、これだと、本当に今の仕事を辞めたいときに、どうしていいか分かりません。
よくあるこの問題の、解決策はあるのでしょうか。
3.貯金と生活費の考え方

最も簡単なのは、「貯金」です。
「それがあれば苦労しないよ!」
と思うかも知れません。
まあ、そうですよね。
でも、やっぱりこれしか無いんじゃないかと思うぐらい、ここに向き合うしかないと思ってます。
例えば、生活費が月に30万円だとします。
1ヶ月が30日と考えると、1日の生活費が1万円になります。
ここで、100万円の貯金があった場合、仕事を辞めても100日は生きられる、ということになります。
200万円の貯金があった場合は、200日、約半年は生活できますね。
では、生活費が5000円になった場合はどうでしょうか。
100万円の貯金で、200日は生きられる。
200万円の貯金があれば、400日、1年以上生きられることになります。
4.貯金と生活費が分かれば、自由な日数が計算できる

上の例で示したとおり、
(貯金)÷(1日の生活費)=(自由な日数)
という式が成り立ちます。
自由な日数が多いほど、その間に、次の仕事を考えたり、仕事の自給(自分で仕事をして収入を生み出す)の準備をすることが可能になります。
5.お金に向き合うとモヤモヤが減る

お金に向き合うのが苦手、家計簿をつけようと思っても面倒くさくなる。
このような人はたくさんいるとは思いますが、その苦手や面倒を乗り越えてお金に向き合うことができれば、
「仕事を辞めたい、でもお金が不安」
というモヤモヤは減ると思っています。
自由な日数が正確に分かれば、そこから、「じゃあ本当に仕事を辞めるためには…」と、次のステップに考えていけますので。
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