ココナッツミルクともち米を、竹に入れてたき火で炊くと…

竹

タイでのジャングル暮らし。
お昼ご飯はいつも、滞在者全員で揃って食べます。
だけどこの日は子どもたちのリクエストにより、家族だけで、
竹とたき火で作るココナッツミルク入りもち米(バンブースティッキーライス)
を作って食べたいということで、朝から竹を採りに行くところからスタートしました。

井戸小屋づくり

今朝はまず、井戸小屋を作る仕事から。

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写真で真ん中横方向に、竹が設置してある。
これは井戸を作るときに、仮に設置した骨組み。
周りの木でできた部分が、その後作った井戸小屋。
竹の骨組みは、井戸小屋ができるまでの仮設置のもの。

もう小屋ができたので、竹の骨組みにくっついているロープにつながれたポンプなどを
小屋の木の部分に移動し、竹を外す作業を。
ものすごく説明しにくいけど、作業内容、伝わるかな。
ロープが太くて固い上に、繋がれているポンプが重い。
だからロープを外すだけでも、一苦労。
相変わらず作業の一つ一つに苦労を要する。
なかなか作業が進まないけど、スムーズにやることはもうあきらめて、一つずつやるしかない。

バンブースティッキーライス作り

9時半からは、妻と息子のリクエストにより、バンブースティッキーライスづくり。
竹の中にもち米とココナッツミルクを入れて葉っぱでフタをする。
焚き火の中でこれを竹ごと炊くと、竹の中においしいもち米ができる。
たき火で焼けてボロボロになった竹の皮をナタで剥いて、中身を食べるというもの。
竹は節が長いものでないとたくさん入らないので、その辺に生えている竹ではできない。

ということで、まずはサハイナンを出てその辺の山に竹を取りに行くことからスタート。
竹を切り倒すのに悪戦苦闘していると、その辺のおじさんが話しかけてきてくれた。
バンブースティッキーライス用の竹ならこれがいいよと、一瞬で二本の竹を切ってくれた。
その後、なぜか竹の白い部分を葉っぱでこすってきれいにして、
さらに別の竹でひもを作って、竹を持ち運びしやすくするために、そのひもで竹を縛ってくれた。
ものすごい手際のよさ。
すごいのは村長さんだけではなく、この辺の人はみんな、
これぐらいのことは簡単にできてしまうようだ。

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竹を肩に担いで運ぶと、なぜかチクチクする。
担いでいた肩と手を見ると無数の小さいトゲが!
ぎえー!
幸い、簡単に取れるものばかりで問題なかったものの、
竹にトゲがあるなんて知らなかったからびっくり。
おじさんが白い部分をこすってきれいにしていたのは、トゲを取っていたのだとわかった。
白く見える部分はトゲだった。
竹にも色々種類があるのか、若い竹はトゲが生えているものなのかはよくわからないが、
とにかくトゲのある竹があることを、身をもって知った。

帰ってきたら10時半。
ここからは、妻と子どもが米を竹に仕込み、自分は焚き火づくり。
そして11時半、焼き始め。
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ここからも超大変。
作るには、竹全体を、まんべんなく真っ黒になるまで焼かなくてはいけない。
炊きあがって米がココナッツミルクを吸ってしまえばいいのだけど、
炊き上がるまでは、竹を倒すとココナッツミルクがこぼれてしまう。
だから、焼きたいところをたき火の火にあてて、
なおかつ倒れないようにうまく支えなければいけない。
手で支えるのが一番確実だけど、それはけっこう熱くて火傷しそうになる。
木でうまく土台を作ったりしても、その木自体がどんどん燃えていって崩れてしまい、
するとココナッツミルクがこぼれてしまう。

そちらにばかり集中していると、今度は火が弱くなってくるから、
新しい薪を次々に投入していかなければならない。
そんなことで、焼きあがるまでゆっくりと写真でも撮りながら待とうかと思っていた
当初のもくろみとは違い、1時間以上、全員が動きまくり。
一瞬たりとも油断ならない感じでした。
そしてできたのがこれ。

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すごく大変だったけど、結果的には大成功。
作る過程も含めて、楽しいひと時でした。
今回は、いつもと違って、全ての工程をうちら家族だけでやった。
なんとなくやり方を見て知ってはいたものの、やはりいつも通り、見るのとやるのは大違い。
慣れた人たちよりは下手くそだったけど、自分たちでできることが楽しい。
これって、子どもの遊びとかも同じかな。

最近娘が、料理を自分の皿に取るのがブーム。
下手でこぼしまくる。
見ていられないから自分が手を出すのだけど、娘は怒る。
きっと、うまくできることよりも、自分がやってみたい方が強いのだろう。
それと同じだなと思った。
だから自分たちだけでできた今回は、いつもよりもさらに楽しくできたのでした。
マイペースでできるのもよいね。
やはりいくらタイの人や他の人がやさしくても、大人ペースは子どもには大変な部分があるのでね。
今日は子どもペースで色々できた。

タイの織物見学

ようやく色々と片づけが終わったと思ったら2時で、今日もう一つのお楽しみの時間。
サハイナンメンバー全員で、織物を作っているところを見学に行く。

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手作業で色々な色の糸を使いながら布の模様を編み上げていく。
なんで手作業でここまで複雑な模様ができるのか不思議。
ものすごく時間がかかりそうなのに、そこで販売している完成品の布が、相当に安い。
またも物価や賃金について考えさせられる。
タイ国内ではこの物価が正常なのだろうけど、うちらのような外国人がきて、
おー安いと言って色々買い込んだりする。
うちら外国人たちは安くて得した気分になる側だけど、この不公平感はなんなのだろうと。

ここの敷地には、果樹園的なところもあって、そこも見学。
実がなっているものは、好きなだけ採っていっていいよということで、
村長さんが子どものように大はしゃぎしながら夢中で色々なものを取っていく。
その様子がおもしろい。
1時間ほどして、そこに行った10人の手だけでは持ちきれないほどの収穫物。

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帰りはマーケットで夕飯を買い込んで1日が終了。
いつもと違うことが色々できて楽しい1日でした。
残りはあと4日です。
迫ってきたなー、ジャングル暮らしの終了が。

(この記事は、2016年1月16日のブログを再編集したものです。)

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