タイ暮らし2015 パーマカルチャーデザインコース受講3日目

七輪でおやつ
サハイナンでは、毎月1日~10日の10日間は、
パーマカルチャーデザインコースが開講されます。
2013年1月に「パーマカルチャー」という言葉を知って、
約3年経った2015年12月、ついにサンドットさんからパーマカルチャーを
学ぶことになりました。
その初々しい頃の様子を紹介しますね。

今日はパーマカルチャーコースの3日目。
毎日色々なことを英語で学ぶから、けっこうプレッシャーを感じます。
いや、わからないともったいないから、集中して聞くんだよね。
そして分からないままにしておくともったいないから、
つたない英語で勇気を持って質問するのさ。
これを常にやろうとすることが大変。
授業自体はゆるい感じで楽しいよ。

今日は早い朝食だったので朝はゆっくりできた。
ずっと作りたかったソーラークッカーも作ることができた。
こんな感じ。

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今回は実験的にバナナをあっためてみた。
40度ぐらいにはなったかな。
もっと大きくしたり、何かもう一工夫できれば、夢のゆで卵ができるかもしれない。
またやってみよう。

オーガニック土壌の作り方

午前は座学。
土と肥料などの話。

化学肥料を使うと、根が短くなる。
栄養を直接吸収できるから根が短くてすむ。
オーガニックファームでは、根が長くなる。
地面からの虫を避けるために、一番下の葉が大きくなる。
チリ、オニオン、ガーリックなど、虫が嫌がるものを混ぜて天然の虫除けを使う。
売るために見栄えをよくするには大変な手間がかかる。
Busy farmになってしまう。
しかし村長さんが目指すのは、lazy farmだそうだ。
いかに手をかけずに収穫できるかを考える。
自然栽培はそれに近い。
その場合は見栄えのいいものはできないが、ミネラルを豊富に含んでいるという。

畑にはカルシウムが必要なので、畑にカタツムリが来てくれることは良いこと。
カタツムリの殻が畑のカルシウムになってくれるから。
なぜミモーサはトゲがあるのか。
窒素を土の中に守っておくため。
なぜそれがあるの?と疑問を持ちながら、色々と観察をしてみよう!

コンクリートは45度くらいになる。
アスファルトは60度くらいになる。
森の中は26度ぐらいにしかならない。
快適さを求めて舗装などをしているはずが、別の不快を生み出しているよね。
子どもの頃から森の中で育って土の気持ちよさを知っていればいいけど、
生まれた時からコンクリートの中で生活してるでしょ。
だから知らないよね。
でもそういう生活、やりたければできるよ。
Just mind onlyで。
医者やら技術者やらが正しいとは限らない。
スマイルもない近代都市は幸せですか?

よい土について。
枯葉などの腐食が進むと土の中に空気を含んでふかふかのよい土になる。
一度、膝まで埋まる土を歩いたことがあるという。

砂30%、シルト30%、粘土30%、air pocket 10%が、いい土の目安。
土をつかんで握り潰してみて、少しだけ指の間から土がこぼれ落ちるぐらいなら、よい水分量。

ファームをやろうとした時、まずは土壌改善を。
いきなり種まきではない。
土は命だ。
しかし、堆肥作りに頑張りすぎるとbusy farmになってしまう。
キッチンのゴミをその辺に捨てておくだけなど、できるだけlazy farmをお勧めするとのこと。

そんな話を聞きながら、午前の授業終了。
そして毎日の楽しみの長いお昼休みは、今日もまた家の前で七輪でおやつ作り。
米粉とバナナと水でホットケーキみたいなものを作る。
道具が限られていてなかなかうまくできないけど、これも経験かな。

 おやつ

畑づくりの実習

午後の授業は畑づくりの実習。
畑づくりのはずが、その場所にはレモンの木が生い茂っているため、まずはレモンの木と格闘。
レモンの木は、枝全体がトゲで覆われているため、
掴むだけでチクチクして痛いから慎重にやらなくてはいけない。
このレモンの木の除去に二時間ほどかかり、あとは土をクワで耕して今日の実習終了。
明日はこの続きかな。

夕方は、こちらに来て初めての土砂降りを経験。
わらの屋根だから、あちこち雨漏りしまくり。
うわーと言っていたら村長さん、
シャワーを恐れないのになぜ雨を恐れるんだい?と余裕顔。
そりゃそうだけど…

最近人が多くて今日は15人かな。
タンクに溜まっている水の量がかなり少なくなってきていて、
「シャワーを節水したほうがいいんじゃない?」などと心配する滞在者に、
「いや、シャワーは浴びたい。」と普通っぽいことを言う村長さん。
水がなくなったら第二の手段、井戸水を人力の自転車ポンプで組み上げるから大丈夫、
とあくまで余裕の村長さん。
まあ、これだからみんな安心して暮らせるんですね。
さて、今日も頑張った。
明後日はサタデーマーケット、あと1日、がんばるぞ。
壁がなくて雨の音がまる聞こえのこの家で、今日もゆっくりと寝ます。お休みなさい。

ぼくにパーマカルチャーを教えてくれたタイの師匠、サンドットさんの口ぐせは、”Happy?”
環境のことも考えて環境にやさしい暮らしをするのはもちろんなんだけど、
それと同じぐらいに、自分たちが楽しめているかどうかをいつも気にかけてくれる。
環境のことばかり考えていると、ストイックになりすぎて楽しめなくなってしまうことも。
だからぼくの考えるパーマカルチャーも、”Happy”は大前提なのです。

(この記事は、2015年12月3日のブログを再編集したものです。)

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パーマカルチャーを初めて学んでから、2年半が経ちました。
この考えをもとに、今では、パーマカルチャー的生き方を実践しています。
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